1: 2018/08/05(日) 09:33:23.50 ID:CAP_USER

韓国人が米国のトランプ大統領を信用できなくなったのは、対策なしに「言葉をひっくり返す」からだ。北朝鮮の核廃棄の原則を180度ひっくり返した。

すぐに核廃棄しなければただではおかないと言っていたのに、今では「タイムリミットなし」だという。北朝鮮の時間稼ぎを事実上容認している。核廃棄は後回しで、米軍兵士の遺体の方に熱を入れているようだ。

このままでは、非核化は水に流れ、韓国人は永遠に核で頭を押さえ付けられて生きていかねばならないかもしれない。トランプ大統領の「詐欺」に遭ったという怒りが湧き上がっている。

およそ70年前の解放直後、韓国の民衆の間ではやった里謡がある。

「米国野郎は信用せず/ソ連野郎にだまされるな/日本野郎が起き上がり/後ろの野郎(中国)がまた出てくる」。

国の名前に韻律まで合わせ、大国の下心を風刺した。民族が進むべき方向を巡って甲論乙駁(おつばく)していた混沌の時代だった。解放されたばかりの弱小国民衆の目にも、国際政治の冷酷な現実が見えていたらしい。

里謡は、大国に善意というものはないということを見抜いている。信用できるやつは一人もいないと気を引き締めよう-と歌った。

当時、米国は韓半島(朝鮮半島)から手を引こうとしていた。韓国に駐留していた米軍およそ7万人を全て撤収させた。1台の戦車、1機の飛行機も残さず、韓国軍を抜け殻にした。

程なくして、韓半島を防衛ラインから外した「アチソン・ライン」が発表された。韓国の戦略的価値を低く見るという宣言だった。北朝鮮に送った「南侵の招待状」でもあった。

解放軍と思われていた米国が韓国を捨てようとした。「米国野郎を信じるな」という里謡は、こうした時代の状況を反映したものだろう。

その後の歴史は、韓国人知っての通りだ。「ソ連野郎にだまされるな」というフレーズの通り、ソ連は北朝鮮の南侵を陰で支援した。戦車や重火器、借款にかこつけて戦費も提供し、作戦計画まで立ててやった。

中国は6・25(朝鮮戦争)勃発からわずか4カ月で、韓半島に「また出てきた」。数十万の軍隊を送り、目と鼻の先まで来ていた統一を妨げた。

日本は「起き上がった」。6・25特需のおかげで好況を享受し、経済大国になった。恐ろしいまでにぴしゃりと的中した。国際情勢を見抜いた民衆の集団的知性に感嘆を覚える。

2018/08/05 05:09
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/08/03/2018080301682.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/08/03/2018080301682_2.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/08/03/2018080301682_3.html

>>続きます。

2: 2018/08/05(日) 09:33:54.37 ID:CAP_USER

>>1の続き。

歴史は繰り返すという。今、韓国を取り巻く状況は70年前の里謡と異なるところがない。米国は信用できない存在になりつつある。安全保障では「善き同盟」、経済では「好ましいパートナー」だったかつての米国ではない。

トランプ大統領は、「商業的計算法」でもって同盟にも注文を付けている。韓半島に戦略部隊を展開させるのは「非常に高くつく、いかれたこと」だとして、米軍撤収の可能性まで口にした。

今や最悪の可能性を念頭に置くべき状況になった。米国は大陸間弾道ミサイル(ICBM)廃棄のような自国の目標を片付けるだけで、北朝鮮の核はその場しのぎで済ますかもしれない。

経済でも、米国をパートナーと呼ぶには都合の悪い状況になった。韓米自由貿易協定(FTA)で「経済同盟」が結ばれたと祝杯を挙げたのが6年前。それが今や、米国による無差別貿易報復が韓国にまで降り注いでいる。

中国が主なターゲットではあるが、韓国のことを考慮してくれることはない。逆に、韓国の主力輸出品たる自動車でも関税爆弾をさく裂させるという。互いに最恵国待遇をするFTA体制を解体するも同然だ。こんな米国をただ信じていてもいいのか。

中国は覇権の本能をよみがえらせた。高高度防衛ミサイル(THAAD)報復時の覇権的態度が生々しい。装飾も、国家間の礼儀もなかった。残忍な報復の刃を振るい、力で韓国を屈服させようとした。

これは始まりにすぎない。中国は「崛起(くっき)」を完成させた瞬間、宗主国として振る舞おうとするかもしれない。

日本はまたどうか。経済再生で自信を取り戻した日本もまた、韓国に刃を向け、国益争いを仕掛けてきている。四方どれも「目を閉ざしたら鼻を切られる」ようなことでいっぱいだ。

解放後、国際環境は激浪を重ねたが、変わらないものはある。国同士の関係に善意というものはない、という事実だ。存在するものは自国の利己主義のみ。

天佑(てんゆう)神助により、韓国には国際関係の本質を見抜く戦略的な指導者がいた。李承晩(イ・スンマン)は、軍事同盟という「神の一手」で米国をつなぎ留めることに成功した。

朴正煕(パク・チョンヒ)は、かたきのような日本に乗り込んで経済開発の動力を創出した。この二つの戦略的選択が、大韓民国の現代史の骨格を作った。

今の韓国の統治エリートに、どのような戦略があるのか分からない。現政権は、主流勢力の交代を語る。それは政権の目標にはなり得ても、国家戦略にはなり得ない。外では殺伐とした国益争奪戦が繰り広げられているのに、政権の視線は内にしか向いていない。

外で国益を育むと考えるより、内で「組分け」争いをして日々を過ごしている。大国の利己主義が激突するジャングルのような世の中で、こんなのんきなことをしていてもいいのか。こうして耳をふさぎ目を閉じていて、本当に国事を全うできるのか。

70年前の民衆も、信じるものは自分たちだけだと言った。当時の里謡の最後の一節は「朝鮮野郎よ気を付けろ」だった。

>>おわり。

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Source: おもしろ韓国ニュース速報